相談 |
幽霊の怖い話 File.34 |
投稿者 ジェニ犬 様 |
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僕は数枚の写真を見せられていた。霊感があるというだけで霊的な相談を受けていた。 僕はどうすることもできない。 そして友人にはどう伝えたらいいんだろうか・・・ 写真に写っているものに友人は面識がまったくないようだ。 その写真は友人と友人の弟2歳が映っていた。 弟を寝かしつけているところを友人の母が撮影したようだ。 ただそれだけの写真。その中に映るはずない人が映っていた。友人は言葉を発しなかった。 「俺にどうしろと?」 友「・・・わからない。どうしたらいい?」 「とりあえずお払いにすぐいったほうがいい。」 友「俺、憑かれてるのか?」 「わからない」 としか言えなかった。 話は2日前に戻る。 僕はバイト帰り、自転車を漕いでいた。 ふと遠くのほうで人影が見えた。 こっちに向かって歩いているようだ。 徐々に近づいてくる。 よくみると20だい前半のようだ。 スタイルもよく僕好みだ。 そうこうしているうちにすれちがった。 顔も悪くない。しかし声をかける根性はない。 ・・・ また人影があった。 もう夜中の1時だというのにみんな物騒だなぁ・・・ ぼーっとしながらいつのまにかすれ違った・・・ ん? なにか違和感が走った。 さっきの女の人・・・・また今すれ違った? キィィィィ。自転車を止め振り返った。 誰もいない。 いや、誰かいる。 電柱の影からさっきの女がこっちをみている。 なんかやばいな・・・ とりあえず急いで自転車を進めることにした。 わりとスピードはでていた。 何気に振り返る・・・ 誰もいない・・・ いや、物凄い速さで転々と移動するものがある。 電柱の後ろ、自販機の陰、交差点の影、同じスピードで瞬間移動するかのように追っかけてくる。 しまった!人間じゃない・・・ 思わず友人Kに電話した。 「はぁはぁ、おい、遅くにすまん。いまから暇か?いっていいか?」 K「はぁ?なんやねん。別にかまわんけどさー」 「わかったもう着くから」 数分後、後ろを見ることなく友人宅へついた。 「はぁはぁ、すまない。はぁはぁ」 K「なんかあったのか?」 「いや、、特にはないがちょっと暇だったんで・・・」 K「相変わらず変なやつやな」 友人宅の窓から外を見た。 そこには・・・・ 静寂と暗闇の中に街頭だけが輝いていた。 友「俺、お払いいってくるよ。」 「あぁ、そうするといい、俺にはなにもしてやれん。」 友「できたら一緒にきてくれないか?俺どこにいてもこの写真のやつが見えるんだ。たのむよ・・・ 怖くて風呂もはいれないんだぞ。湯船にまでうつるんだよ・・・」 「ごめん、俺は行けないわ」 友「なんでだよ!友達だろ?お前しかいないんだよ。この女から助けてくれ。」 「ごめん、本当にできない、今日は帰るわ・・・。」 友人K「頼むよ・・・・」 そういって僕は急いで帰った。白状なのかもしれない。 僕にどうにかできたのかもしれに。でもあれは無理だったんだ。 だって今、君にしがみついて離れようとしなかったから。 そしてごめん、僕が連れてきてしまって・・・ ★→この怖い話を評価する |
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