痴漢? |
幽霊の怖い話 File.21 |
投稿者 ピース 様 |
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本日、生まれて初めての霊体験してしまいました。 もう、つい先程ですよ。 ちょっと状況を説明しづらいのですが…。 今日はちょっと残業をしまして、いつもより帰りが遅くなりました。 山の手が落雷により遅れてたなぁ。 オレの家は小〇急線の沿線なので、新宿発の急行に乗りました。 座席は全て埋まっていたのですが、まだ混みあってはなく、首尾よくドアのすぐ横の場所をとることができました。 ここは座席の手摺り?に寄り掛かることができるので、立ち乗りではベストポジションですよね。 今考えるとこの車両だけ、この場所が空いてたのもなにかあったのかなぁ? 程なく電車は動きだし、オレはボケーと窓の外を眺めていました。 駅を出ると、外は暗いので、車内が映って見えます。 車内は通勤時間帯程ではないものの、そこそこ混んでいたのですが、ふと、一人の乗客に目が止まりました。 反対側のドア付近に、向こうを向いて立っている男性…。 その肩に手が掛かっています。 「イチャイチャしてやがるな…」と思い、振り返って、実物を見ると… 手がない。 もう一度窓越しに見ると、やっぱり手が肩をしっかりとつかんでいるのです。 その時はなぜかまったく怖いとか思いませんでした。「あれ〜?」くらい。 やがて途中駅につき、人の乗り降りがあり… また電車が動き出し、車内が映るようになると 「!」 手が近づいている! つまり、オレのすぐ後ろに立つ男(こっち向き)の肩に腕が掛かっているのです。 窓越しに良く見ると、男の首の後ろあたりに何か女性の頭の一部が見えます。 このとき初めて、全身がブワッと総毛だち、変な汗が出てきました。 なるべく素知らぬフリをして、外の景色を見ようとしましたが、結構はっきりと車内が映るので、ついつい見てしまいます。 「うわー!ヤバい!気付かないフリしなきゃ!そして次の駅で車両を変えよう!」 と考えていました。 そのときちょうど電車が通過駅を通過し、一瞬車内が映らなくなりました。 次に映ったとき… 「うわ!」 オレの肩に、手が! 後ろに誰か…居る! 手がオレの頬を撫で回す…! 触られている感覚は、無い。 でもメチャクチャ掻き撫でている! 肩の後ろに、顔は見えないけど女の頭がある! なんか逃げることができない。 かなり長い間触られ続けたと思う。 汗がしたたる。 振り替えることなんてできない! そのまま十分くらいだろうか、やっと降りる駅に着き、コチラ側のドアが空いたので、転がるように駅に降りました。 精一杯何事もないようにエスカレーターを降り、トイレで鏡を見てみると、 何も映っていませんでした。 その後、 凄く気持ち悪かったけど、別に何もせず家に帰って来てしまいました。 いやー、 実際こういう体験したの初めてだけど、叫んだり逃げたりできないものだねぇ。 ★→この怖い話を評価する |
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