電気 |
摩訶不思議な怖い話 File.88 |
投稿者 MAHo 様 |
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今年の3月におばあちゃんが亡くなりました。 おばあちゃんは怒らない、おじいちゃんを立てる、孫に優しい、常に親族の中立的立場でした。 皆おばあちゃんが大好きで 皆悲しんでいました。 おばあちゃんが住んでいた村は小さくて、家を2件もっていました。 上の家、下の家。 歩いて5分かかりません。 上の家は、今はおばさん一家(跡取り)が住んでいて、 下の家はおばあちゃん、おじいちゃんの二人が住んでいました。 深い悲しみの中、あたしはおばあちゃんちに一人泊まっていました。 (葬式などは上の家で行いました) あたしが泊まり始めしばらくしたある日。 その日は姉とおばあちゃんちに泊まっていました。 あたしは寝れなくておじいちゃんの部屋で一人、横になっていたんです。 AM05:58 カチカチ と隣の部屋から音がするんです。 電気をつけるときに紐をひっぱるじゃないですか? その音がしたんです。 『あ、姉が起きたのか。ご飯作んなきゃ』 と思い起きたら、電気がついてたんです。 でもそれは姉が寝ていた居間ではなく、おばあちゃんが寝ていた部屋。 居間を確認したら姉は爆睡。 『おばあちゃんだ』 あたしはすぐに分かりました。 早朝にも関わらずおばさんに電話したんです。 するとおばさんが 『あんたも?あたしも電気ついてたのみた。皆寝てるのに』 って。 しかも同じ時間に。 後から知ったのですが、おばあちゃんが亡くなった時間が05:58。 私達二人が電気を確認したのは初七日の日だったんです。 理屈じゃない、不思議な体験でした。 きっと挨拶しにきたんだね。と皆で話しました。 たまたまその場面に出くわしたあたしはラッキーでした(笑) 最後に会えたんですから。 ★→この怖い話を評価する |
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