広島のマンション |
摩訶不思議な怖い話 File.78 |
投稿者 ジェニ犬 様 |
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いまから10年ほど前、うちの兄は広島で生活していました。 もともと大阪住みだったんですがなぜそこにいったのかはいまだに不明のままです。 ある日実家に(今の僕の家)電話がかかっていました。どうやら刑事さんからのようです。 兄貴が容疑者扱いされている。そんな内容でした。 さらに家賃滞納などいろいろな問題が抱えていたため母はしぶしぶ広島へ行くことになりました。 ちなみに僕は試験があったためいっていません。 広島に到着するなり母は刑事さんと長男と合流しました。 刑事さんと事件の内容を話し、家賃滞納の件もあったので長男の家にいこうということになりました。 しかし長男は帰ろうとせず、警察署でまってるということでした。 母が何を言ってもこようとしません。おまけに理由も話しません。 しかたなしに母と刑事さんは兄のマンションへと向かいました。 マンションはとても綺麗なオートロックのマンションで兄の家は3階だということでした。 刑事さん「あそこが息子さんの部屋です」そういうと刑事さんは指を刺しました。 3階の角部屋でした。よく見ると女の人がベランダから景色を見ている光景が見えたそうです。 母「あら?彼女かだれかかしら?」 刑事「そういえば彼女がいるみたいなことはいってましたよ?」 世間話をしながら母たちは部屋へと向かいました。 部屋に付き2.3度チャイムを押しました。・・・・。なんの反応もありません。しかたなく部屋をあけると、 電気は付きテレビは大きな音量をたてていたそうです。 母「はいりますよ?」 しかし返事はなにもありませんでした。 玄関を入りキッチンがありその先にリビングがるという間取りでした。 「うわ!!!!!!」 しかし二人が見た光景はすさまじいものでした。 あらゆるところは水浸し、カーテンは引き裂かれほとんどの電化製品が動いていたそうです。 なにか異様なものを感じた母だったが、先ほどの女の人を探すためベランダへ向かった。 しかしこの家に人は誰一人いなかった。 とそのとき、さきほどの女は1階を歩いているのが見えた。 母「あ、すいませーん、すいませーん。」 しかし女は気づかない感じでマンションから離れていった。 とりあえず母と刑事は電化製品とブレーカを切り大家さんへお金を払い警察署へもどったそうです。 母「あんたマンション中水浸しやし、カーテンとかえらいことなっとるやん!しかも彼女来てるならそういいよ! 電気は全部つけっぱなしやし、なんなんよあの子」 兄「ごめん・・・。」 刑事「まぁまぁ。」 母「ほんまに。いいかげんしーや?とりあえず戻ってかたづけなさい!」 兄「わかってる。」 兄「けど、俺電気代も水道代止まってんよね・・・・・」 兄「しかも彼女て・・・・Mやけど、大阪におるはずやけど、広島にきてるなんてありえない。 M、おかんしってるやん。しかもオートロックなんやけど。」 母、刑事「・・・・・・・。」 あにがいうには、広島に来てマンションをかりたのはいいが、家にいると誰かに見られたり物が飛んだりするらしい。 時には首を絞められていたとか。でも引っ越すお金がないので転々と野宿しているうちに事件にまきこまれたとか・・・ ★→この怖い話を評価する |
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