激安マンション |
摩訶不思議な怖い話 File.50 |
投稿者 ぱぴぷぺ 様 |
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これは今も住み続けている我が家の話です。 僕は年に一回は引っ越しをして新しい環境で気分転換をするようにしています。 今年の2月にも毎年恒例の引っ越しをしたのですが、駅前の小さい不動産屋で人の良いおばさんと打ち解けて、 おばさんは僕にだけ格安で駅前のマンションを貸してくれると言うのです。 昼間に一緒に見に行ったのですが、きれいなオートロックマンションで全く問題はありませんでした。 作りとしては、建物の中央に階段があって各階に9部屋ある形になります。 僕は207号室に入ることになりました。 入ってから気づいたのですが、1階2階はやけに空き部屋が多かったです。 住み心地も悪くなく普通に暮らしていたのですが、 入った当初から深夜3時過ぎに数名が階段を下って行く足音が聞こえました。 仕事の疲れから無視していたのですが二週間程してやはり気になりだし、 足音がした直後に覗き穴から見てみると部屋のすぐ右側の階段を誰かの頭が下って行くところでした。 上の階の誰かだと思い、その後も数回足音の後に穴から見るとちょうど人の頭がちらっと見えました。 その頃からドアにある郵便物の入口がバチンと音を立てて誰かに開かれるようになりました。 郵便物はマンションの入口のポストに入るはずだし気持ち悪かったです。 なんとか階段を駆け降りていたずらをする人間を見てやろうと思っていたのですが、 3月のある日睡眠中に気持ち悪い圧力を感じて目がさめました。 ドアの向こうに誰かが立っていて今にもドアを開けて入ってきそうな感覚でした。 しばらくドアを見つめていると急に金縛りに会い物凄い力で押さえ込まれ真っ暗な中で誰かに睨まれてる感覚でした。 これは自分が調べたり目にしちゃいけないものだと思い、足音もドアの郵便受けも無視するようになりました。 それからは何もありませんが先月、今月でうちの周りの5部屋が一気に空き家になりますます人が減っています。 安すぎる物件なのでしばらく頑張ります。 ★→この怖い話を評価する |
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