僕の体・・・ |
本当にあった怖い話 File.89 |
投稿者 AirWalk 様 |
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去年の夏頃のお話です。 その日は土曜日で学校も休みでした。 夕方になって眠くなり、いつのまにか寝てしまっていました。 その時、珍しく夢をみました。 夢の中で私はある通りに立っていた。 その通りはなんか変…何処までもブロック塀が続いていて、家もなく、電信柱もない。 道路は舗装もされていない… 天気は曇っていて、雲の色は赤い… ずっと違和感を感じて辺りを見回していると、突然声が聞こえた… 「ねぇ…」 私はびっくりして前を向く。 さっきまで誰もいなかったのに、私の前に丸刈りの小学生くらいの男の子が立っていた。 「〇〇君が学校に来ないんだ…」 そのコが繰り返し私に言う。 「〇〇君が学校に来ないんだ…」 男の子にそう言われ、なぜか私はもう一度通りを見回した。 そうしたら、さっきまで塀だったのに、家が一件だけあった… 私は男の子に「あの家のコ?」と聞いてみる。 男の子は無言で頷いた。 その家に近づいてみると、家の前に一枚の紙が落ちていた… 何の気なしにその紙を拾った瞬間、景色が変わる。 ある部屋の中が見えた。 男の人がブルーシートの上に何かを並べている…その後ろで女の人が泣いていた。 その時…頭の中に声が聞こえてきた。 「お父さんが僕を殺した…お父さんが僕をバラバラにしたんだ… 頭も手も足も…お母さんはそれを黙ってみてたんだ…」 それと同時に男の子の顔が頭に浮かんだ… 坊っちゃん刈りの可愛い男の子…なぜだかそのコが「〇〇君」だと思った。 急に男の人が叫ぶ 「〇〇の頭がない!!!」 また声が聞こえてきた。 「お父さんが僕を殺して、バラバラにした…」 ここで目が覚めた。 手足の付け根と首が痛い… 体が動かない…金縛りだった。 何とかして体を動かそうとしても動かない。 手足がまるで切り離されたかのように感覚が無い… ただ、痛みだけを感じていた。 ん?感覚がない?? ふいに手足の付け根と首に冷たい感覚が… どこからか風が吹いてきたのかと思った。 が、違った。手だ。 冷たい小さな手が、私の手足と首に触れていた… そして夢の中で殺された、男の子と同じ声が聞こえた… 「お父さんが僕を殺した…足も手も頭もノコギリで切ったんだ… ネェ…ボクノカラダハドコ?」 ★→この怖い話を評価する |
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