憑依 |
本当にあった怖い話 File.72 |
投稿者 たぁきち 様 |
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今から7年程前の話です。 私は霊感は家系的にあるほうなのですが、自分で処理する事が出来ませんでした。 当時、姉が働いてたブティックのオーナーさんが、あまり良いことが続いてなかったんです。 姉も霊感が強く、そして祖母も強い人でした。 ある日の夜、オーナーさんが姉に連れられやってきました。 姉曰く、あまり良い状態ではないから、祖母に浄霊をお願いしに・・・ 祖母はズバズバと当て、オーナーさんもビックリしてました。 で、一通り話がすんだ時、私は何を思ったのか、仏壇の前で手を合わせました。 しばらくすると姉が異変に気付き、私に呼び掛けました。 『○○?・・・○○?』 聞こえているけど目を開ける事も体を動かす事も出来ません。 何かを察知したように、姉が『あかん!おばあちゃん!!○○が!』 そう言いながら私の体を触りました。 その瞬間、私の体に異変がおきました。 物凄い憎悪の感情が体全体に広がり、意識はあるのに体をコントロール出来ません。 姉が両肩を揺すった瞬間、私は姉を突き飛ばし、オーナーの首を占めようとしたんです。 二人が馬乗りになり、私の動きを制しましたが、私の体はまるで蛇のような動きをしてたらしいんです。 お題目と数珠で二人が一生懸命止めようとしてました。 自分の意識は体のどこか別のとこで客観的に見てました。 自分ではどうすることも出来なかったんです。 その時、今でもはっきり覚えてます。 私の体に憑依した霊の感情が伝わりました。 『ヤット ミツケタ コロス オマエヲ』 私の手はオーナーさんに更に向かいました。 姉が両腕を掴み、オーナーに側から離れるよう言いました。 その時 『ハハハハ!!オマエヲ ハナサナイ ツレテイク』 私は目を白目にして、ヨダレをたらしながら言ってたそうです。 物凄い力で二人を振り払おうとした時、祖母が私の首に数珠をかけ、姉が塩水を無理矢理飲ませました。 と、瞬間、苦しくなり、私はベランダの方へと体をよじらせ向かっていったそうです。 二人はお題目を一心不乱に唱えてました。 すると、 『モウ スコシダッタノニ』 体から物凄い勢いで感情が身体中に渦巻き、次の瞬間、私は意識を失いました。 少ししてから意識が戻り、正常な私に戻りました。 祖母曰く、オーナーの前世の因縁で、蛇の悪霊が私に憑依してたらしいです。 あのままほっておいたら、オーナーを引き連れて飛び降りてたと・・・ オーナーさんも目の当たりにして、何ともいえない表情をされてました。 その後私は、姉にこっぴどく怒鳴られました(笑) 私はすぐに浮遊霊とかと波長があい、自身で処理出来ないのに、取り入れてしまう悪い癖があるらしいです(笑) 自分で処理出来ないなら、はね飛ばす力を身につけろと・・・ でも、あれほど酷く苦しい憑依は初めてでした。 ★→この怖い話を評価する |
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