祭りのある村

本当にあった怖い話 File.164



投稿者 こわっ  様




祖父の最後の言葉は、

「祭りのある村には住むな。おまえたちは自由な時代を生きろ」でした。

祖父の家のあるQ村には、祭りがあります。

毎年住民は寄付をしなくてはなりません。

しかも、一度寄付をすると、終身続けないと

いけません。でないと、「たかられる」からです。

地方には仕事も魅力的な職場もお金も何もかもありません。

ただひとつ、他人から

お金を取れる理由、そしてそのお金で地元民が「遊べる」糧、それが、祭りの寄付なのです。

祖父はうすうすそのことに気づいていて、なんとかやめさせようとしました。

村人に自分で努力して伝統を受け継ぐよう諭そうともしました。

そのせいで、村人から陰湿な嫌がらせを受

け、血圧が上がりすぎて、帰らぬ人に・・・。

お祖父ちゃんの村では祭りの寄付をしないようほうがよさそうです。



★→この怖い話を評価する

小型懐中電灯


[怖い話]


[本当にあった怖い話3]




便器型カレー皿