幽霊階段

本当にあった怖い話 File.154



投稿者 まっつん  様





僕の家の近くに、30段近くの階段があります。

左右には竹林で覆われていて、昼間はとても明るく、綺麗です。

いつも塾の帰りにそこを通るのですが、今日はなんだか気が乗りませんでした。

ただ、今日は急ぎのようだったので、そこを通って帰りました。

今思えば、あの時の感のままに、遠回りしてでも変えればよかったと思います・・・。

この階段は昔から「幽霊階段」と呼ばれていました。

夜は階段の途中には電灯がないため真っ暗です。

上と下に一つずつあるだけでした。

すると夜遅くなのに、上から誰かが降りてくる音がしました。「d d d」

私は「こんな夜遅くにも、通る人がいるんだ。安心だな。」と思いました。

が、急に足音が消え、いつまでたっても上から降りてこないのです・・・。

「おかしいな・・・」と思い、私はそのまま階段を登って行きました。

一番上まで来ましたが、途中には誰もいませんでした。

その一番上まで登った時に、体中が急に動かなくなったのです。

そう、寝ていないバージョンの金縛りです。

しかも下から先ほどの足音が・・・。

「d d d」どんどんこちらに近づいてきます。

頑張って逃げようとしますが、力が入らないのです。

そして、自分の真後ろで足音がやみました。

ゆっくり後ろを見ると、そこには目の白いスーツを着た男が立っていました。

その瞬間からだに力が戻り急いで家に走り帰りました。

これ以来、私はこの階段を通っていません。




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