道沿いのトイレ |
本当にあった怖い話 File.136 |
投稿者 モモとーちゃん 様 |
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もう、6年前になりますかね。当時の俺は釣りバカに拍車がかかり、 県外にまで釣りをしに行っていたんです。 ある関西圏の山あいのダム湖に釣りに行った時の話です。 その日私は仕事の連休があった事をいい事に東北から足をのばして関西まで釣りをしに来ていた。 午前中の釣りが終わり、ダム湖の地元に住む友達の車で友達の家に向かう途中だった。 急に尿意をもよおし、友達に話すとこの先にトイレがあるという。 山道の脇、小さな空き地にコンクリの粗末なトイレに車をつけてくれると俺は脇目も振らずに駆け込んだ。 タッチの差で無事に流しきる事が出来たがとにかく、 不気味なトイレで昼間だというのに暗いトイレに小便器がぼんやり浮かび上がるのみ… そして、定期的にトイレに パタッ… パタッ… と音が響くのに気付いた。 急に襲う寒気。怖くて小便器に向かったまま動く事が出来ないでいると、私の肩を何者かが叩いた。 恐る恐る後ろを振り返ると…誰もいない。 かなりのパニックになった俺が自分の右肩に見たのは…20センチ位あろうかという巨大なムカデだった。 暗闇に目が馴れてきたのかトイレの中の状況が見えてきた。 壁一面の ムカデ ムカデ ムカデ ムカデ ムカデ ムカデ ムカデ ムカデ 定期的に聞こえるパタッ…パタッ…という音は壁からムカデが落ちる音だった。 もちろん床なんか見れたものではなく、巨大な蛾に群がる巨大なムカデの大群が… 以上、毎年夏になると思い出す夏の恐怖体験でした。無論、それ以降屋外のトイレは使えません。 ★→この怖い話を評価する |
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