見えずに迫る |
幽霊の怖い話 File.9 |
投稿者 でび一星人 様 |
|
ある晩の事です。 ドアの向こうに、何か気配を感じました。 僕は一人暮らしで、 誰も泊まりにきていないので、僕一人しか居ません。 でも、なぜかドアから気配を感じるのです。 (なんだか怖いな・・・) と、思いながらも、僕はドアに近づき、思いっきりドアを開けました。 ・・・誰も居ない・・・。 (気のせいか・・・。) 僕はホっとしてまたドアを締め、PCの前に座りました。 その時でした。 ガチャッ・・・ ガチャガチャッ・・・。 ドアから音が聞えます。 心臓はばくばく言っています。 ドアを見ると、 ドアノブが上下に激しく動いているのが見えました。 ・・・さっきドアを開けたときは、間違いなく誰も居なかったのです。 僕はPCも電気も点けっぱなしで布団に潜り込みました。 ガチャガチャと、ドアノブは激しく動いています。 布団を頭からかぶり、僕はじっとしていました。 ガチャガチャとドアノブは動いています。 様子を伺おうと、布団から顔を出すと、 PCの画面には大きな女の人の顔が写っていました。 その目は真っ黒でした。 なんかヤバイと思い、僕はまた布団に潜り込みました。 気を失ったのか、ただ単に眠ってしまったのか、 そのまま浅い睡眠状態になっていたようで、目が覚めると夜中の三時を回っていました。 僕はゆっくりと布団から出ます。 ・・・PCの電源は入ったままでした。 ですがしばらく操作していなかった為か、画面は真っ暗でした。 それより怖かったのは、点けっぱなしだった電気が消えていた事でした。 電気のヒモを引っ張り、部屋の明かりを点けました。 特に部屋には異常はありません。 僕は恐る恐るPCに近づきます。 ドキドキと、心臓が高鳴ります。 マウスを動かして、 PCの画面が点いた時、 またさっきの女の人の顔が出てきたら怖いからです。 ・・・ですが、電源を切るにも一旦は操作しなければいけません。 強制終了という手もありますが、できれば避けたいもの。 僕は勇気を出して、マウスを動かしました。 ・・・PCには、mixiの画面が映し出されました。 ホっとしました。 僕はPCの電源を落とし、 お茶を飲もうとしました。 そして固まりました。 ドアが少し開いていて、 さっきPCの画面に映っていた女の人がそこから僕を睨んでいたからです。 そこで僕はまた気を失ってしまいました。 その後も僕はこの部屋に住んでいますが、 あの女の人を見たのはあれ以来ありません。 もしかしたらあれは夢だったのかもしれないと思いたいのですが、 どうも夢にしてはリアルなのです。 またいつあの女の人を見てしまうかのか・・・ そもそもあの女の人は一体誰なのか・・・。 謎のままです。 ★→この怖い話を評価する |
|
爆光!LED懐中電灯専門店 |
|
[怖い話] |