幽霊の仕業? |
摩訶不思議な怖い話 File.59 |
投稿者 ひっち 様 |
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特定されるのを避けるため、地名などは伏せておきます。 3月に車で山道を走っていました。深夜0時を回ったぐらいでした。 山道ということもあってかカーナビの反応が悪く、道に迷いました。 仕方がないので、広い道を頼りに走っていたのですが、どんどん道が細くなりかなり不安でした。 なんとか細い道を抜け、広い通りに出たので安心し右折しようとしたとき、けたたましくクラクションが鳴り響きました。 私は咄嗟に急ブレーキを踏んで車を停めました。 そのとき気付いたのですが、タクシーが目の前を通り過ぎ、少し進んで停まりました。 運転手が怒った顔で降りてきました。以下やりとり。 タクシーの運転手「危ないやんか!何考えてるんや?」 私「すみません」 タクシーの運転手「さっき急いでハンドル切ったから車傷付いたかも知れんわ。連絡先教えて」 私「(当たり屋みたいなもんかと思ったので)でも、ライトつけてなかったでしょう?」 タクシーの運転手「は?車見てみ、ついてるやろ」 私「でも、本当にタクシーが見えなかったんですよ」 タクシーの運転手「それとこれとは別。良いから連絡先教えて」 私「わかりました、ちょっとメモするんで待ってください」 このとき、私は車の中で座っており、運転手はドアの前で話していました。 私がメモの用意をしていると運転手が車の中を覗き込み、はっとした顔をした後数秒黙り込み。突然 「わかった!もうええわ!気付けて帰りや!」 と言っていそいそとタクシーへ戻って行きました。 私はわけがわからず、そのまま車を発進させたのですが、その後目的地に着くまで2度も事故に遭いかけました。 1度目は知らないうちに対向車線を逆走し、対向車線にクラクションを鳴らされました。 なぜ対向車線を走ってしまったのか自分でも覚えていません。 2度目は私が走っているにも関わらず右折待ちのトラックが突っ込んで来ました。 急ブレーキで危うく事故は避けられましたが、トラックは何事もなかったかのように走り去りました。 偶然なのか!?怒りよりも恐怖が先に来て、漫画喫茶で休憩することにしました。 ソファーに座ると安心したのか疲れたのか知らない間に寝ていたらしく、 友達(霊感があると自分で言っている)からの電話で起きました。 私「早朝からどうしたん?」 友達「いや、なんとなく…」 私「えー、何気持ち悪いな(笑)」 友達「今日、一人で旅行行くって言ってたやん?どうしたんやろって思って」 私「どうもこうも散々やってんけど(経緯を話した)」 友達「ああ、やっぱりなー。さっきアンタが死ぬ夢見てん」 私「・・・」 友達「あれ、そんな真に受けんといてや(笑)胸騒ぎがしたから電話したけど、生きてて良かったわ」 こんな目に遭うようなことをした覚えはないのですが、 漫画喫茶で調べたら以前私が道に迷った山で殺人事件が遭ったそうです。 ひょっとして犯人が乗っていた車に似ていたとか?それとも私が犯人と似ていたのか? そもそも、殺された霊の仕業なのか?そしてタクシーの運転手は何を見たのか?謎ばかりです。 その後、漫画喫茶で朝まで滞在し、安全運転で近くの神社まで行きお守りを買いました。今のところなにもありません。 ★→この怖い話を評価する |
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