ないしょ |
意味がわかると怖い話 File.63 |
投稿者 鬱金香 様 |
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私は夜道を歩いてた。 歩いていると子どもがいた。 子どもは砂場にいた。 穴ほりをして遊んでいた。 お母さんは近くのベンチで座っているあの人? でも眠っちゃってるみたい。だめだな、あんな親。 起こしてあげようと思って近づくと, 子どもが,「だめ。ないしょ」 でも、おこさなきゃ。近づいて,「もしもし」 「んー」 だめですよ。子どもをほっといちゃ。 「ああ・・・すいません」 気をつけてくださいね。 「はい・・・・たーくん、帰るよ」 「・・・あ・・・はい」 「お母さんにはいなんておかしいでしょ」 「ごめんなさい」 いいことをした。さようなら。 「はい、さようなら。ありがとう。ほら、たーくんも」 「・・・・さよなら。・・・ないしょっていったのに」 ・・・何か言った? 「ううん。さようなら、おねえさん」 1週間後。またあそこに子ども。 またあなほりしてあそんでる。 たーくん?また穴掘りして遊んでるの? 「・・・おねえさん、あなほりじゃないよ」 じゃあなにしてるの。 「・・・おねえさんがわるいんだ。お母さんにはじをか かせるから」 なにしてるの? 「ないしょっていったのに、だめっていったのに」 ねえ、あなほりじゃないの? 「あのときおねえさんがいなかったら、さんぶんのいち だった」 ねえ、なにしてるの。 「・・・・だいじょうぶ、そのうちわかるよ」 ★→この怖い話を評価する |
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