ボタン |
意味がわかると怖い話 File.49 |
2ch 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2009/03/25(水) 21:50:46.34 ID:gUeTO49J0 |
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ある男の所に、見知らぬ紳士が箱を持ってやってきた。その箱にはボタンが付いていて、 それ以外には何も仕掛けらしきものは見あたらなかった。その紳士は穏やかな口調で 男に言った。 「あなたがこのボタンを押すと、どこか遠い場所で、あなたの知らない人が死にます。 そのかわり、このボタンを押して頂けましたら、あなたに100万ドルを現金で差し上げましょう。」 そう言うと、紳士はボストンバックを開き、中に詰め込まれた札束を見せた。 男が躊躇うと、紳士は3日後に箱を取りに来るから、それまでに決心して欲しいと言って 去っていった。 男は悩んだが、誰も知らない人間なのだからと、最後の日にボタンを押した。翌日、 紳士が現れ、男に礼を言って100万ドルと引き替えに箱を回収した。紳士が会釈して 去ろうとしたとき、男は紳士に尋ねた。 「本当に人が死んだのか?」 すると紳士は答えた。 「はい。確かに昨晩、遠い場所で、あなたの知らない人が死にました」 男は良心が痛んだが、目の前の札束を見て自分を納得させた。 「もう一つ教えてくれ」 「はい、何でございますか?」 「その箱はどうするんだ?」 すると紳士は微笑んで言った。 「どこか遠い場所の、あなたの知らない人に届けます」 ★→この怖い話を評価する |
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