誘いにきた友人
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意味がわかると怖い話 File.114 |
投稿者 少女A 様 |
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父にはある病気を持った友人がいました。とても仲が良く、父はよく御見舞いしに行っていました。
ある日、その友人の体調が凄く良くなりました。 お医者さんからも1日だけは病院の外にでていいですよ、という許可を貰ったので、 父と友人はボウリングしにいく約束をしました。 次の日の午前10時に父が病院に迎えにいく予定でした。 父は家に帰り、そのままひきっぱなしだった布団に飛び込み、寝てしまいました。 眠りが浅くなった時、父は物音に気づきました。誰かがドアを叩いています。 「おーい!遊びに行こうよー!」 ドアを叩いている主は友人でした。父はぼんやりとする目で時計を見ました。 まだ朝の7時だったので、父は、 「まだボウリング場開いてないぞー!病院で待っとけー!」 と、布団に入ったまま、大声で言いました。するとドアの叩く音は消えました。 その後、何となく目が覚めた父は布団に入ったまんま5分間ぐらいぼーっとしていました。 すると、電話が掛かってきました。どうやら病院のようです。 「はい。○○ですけど…」 『あ、○○さんですか?実は、あなた様の御友人の●●さんが、今朝、急に容態が悪くなり亡くなりました。 まず●●さんのご家族やご両親に報告するのが先でしたので、報告が遅れてしまいました』 父はそれを聞いた瞬間、ゾッとしました。 ★→この怖い話を評価する |
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明るい懐中電灯 |
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