謎の女性 |
本当にあった怖い話 File.90 |
投稿者 AirWalk 様 |
|
私が高校生だったある日のことです。 私の家族は床に就くのが結構早く、 夜遅くに居間で一人でテレビを見ることが多かったです。 その日も22時過ぎにお風呂に入り、その後、 居間で『あい○り』を見ていました。 見終わって、まだ乾ききっていなかった髪を乾かしていると、 どうも視線を感じます。 家族は全員寝ていたし、周りを見回しても誰も居ません。 居間の隣りには、座敷の部屋がありました。 その部屋と居間は、襖で隔たれているのですが、その日は開いていました。 もちろん、座敷には誰も居ません。 ですが、私の感じている視線は座敷からのようでした。 気になって視線のする方向を凝視してみましたが、誰が居るということもなく、 仄暗い座敷の中が見えるだけでした。 でも、視線は確実に座敷の方から向けられています。 「気味が悪いな」 そう想い、急いで髪を乾かしながら、2階にある自分の部屋に 向かうことにしました。 家中の電気を消し、階段を上っていると・・・ 先程、居間で感じた視線が後ろから感じます。 なんか嫌な気がして後ろをみると・・・ ただ階下の暗闇が見えるだけでした。 その間も視線は感じます。 まるで階段の下から、私が上って行くのを見守るように・・・ 階段を上り終わり、廊下を歩いている間も感じる視線・・・ いつもなら部屋に入った後、眠くなるまで本を読んだりするのですが、 その日はどうもその視線が気になり、むりやり寝てしまおうと思い 目を閉じました。 しかし、部屋の入り口(寝ると頭の方に入り口があります)から視線が・・・ 目を瞑っていても、どうしてもその視線が気になります。 私は、もう一度、視線がする方向を見てみました。 すると・・・ 襖の上のほうにあまり輪郭のはっきりしない白い顔がありました。 女性がやる紙製のパックってありますよね?? そんな表情の顔がありました。首から下はなく、頭だけ・・・ 輪郭がはっきりしないのに、なぜか女性だと思いました。 そして、次々に自分の頭の中に、その顔の持ち主であろう女性の特徴が 浮かんできます。 髪は真っ黒く、腰の辺りまであり肩のあたりで1回結んでいます。 着ているのは、かすれた感じのピンクがかった紫の薄い色 (伝わり辛かったらすみません・・・)の着物を着ています。 パッと見、室町〜安土桃山時代の女性でした。 そこで、入り口の方を見るのを止め、布団を頭からかぶりました。 しばらくして、視線が感じられなくなり、入り口の方を見ましたが、 顔はありませんでした。 ★→この怖い話を評価する |
|
爆光!LED懐中電灯専門店 |
|
[怖い話] [本当にあった怖い話2] |