小火事件

本当にあった怖い話 File.33



投稿者 たろ〜 様





これは父の友達、Hさんから聞いたお話です。

Hさんは霊感のとても強い人で、そのせいか結構怖い思いをしてるそうです。

これは俺が聞いたHさんの体験談で1、2位を争う恐ろしい話です。

では始めます…

Hさんの家には、アルツハイマーにかかった祖母がいました。

呆けてしまった祖母を家族は疎ましく思っていたそうです…

祖母は家族に邪魔者扱いされたまま亡くなってしまいました。

…祖母の死以来、Hさんの家では様々な怪奇現象が怒ったそうです。

ラップ音に始まり、部屋の隅から家族を睨付けるように見ている祖母…

さらには蛍光灯が割れる事が…それも1本や2本ではなかったそうです!

霊感が強いのはHさんだけ…。蛍光灯を割る祖母が見えていたのはHさんだけでした…

そんなことが続いたある日の夜に事件は起こりました。

違和感に目を覚ましたHさん…そこにはいつものように睨付ける祖母が…

しかし…その手には火の付いた蝋燭がっ!!あろうことかその火を燃えやすい障子に付けたのです!

慌てて家族を起こし、消防隊を呼んだため、火は2階を半分ほど焼いた小火ですんだそうです。

消防隊の鑑定で出火場所は寝室の障子と判明されたそうですが、原因は不明と言われたそうです…

あの時Hさんが違和感で目を覚まさなければ…家族の命は……

さらに家の全焼も免れなかったかもしれません。

現在もHさんは元気でよく家に泊まりに来ています。

祖母の霊もいなくなったそうです。




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