某廃病院

本当にあった怖い話 File.17



投稿者 ジュニ犬 様





霊感が結構ある兄の話(兄主観とします)

僕はある場所へ友人4人で向かっていた。

そう、今日は遊び半分で肝試しに行くことになっていた。

正直霊関係はあまり得意じゃない。

しかし変なプライドが僕の弱音を封じ込めた。

道は上り坂。

目的の場所は車のライトに照らされてうっすら浮かび上がった。

キィィィィ。

ブレーキ音とともに車はゆっくり止まる。

・・・じゃあ行こうか。お前はどうせこわいんだろうからここにいろ!

なんかあったと車を出してもらわないといけないし。(笑)・・・

なんていい友人だろう。ん?まてよ。俺一人きりじゃねぇか!ま、入るよりましか。

車のヘッドライトに照らされ友人たちは闇の中へと消えていった。

どのくらいがすぎただろう。

いつのまにか寝ていたようだ。

ん?車が動いている!やばい!

*!!!!!あれ?!!!!

・・・おい、お前なに寝てんだよ!・・・

*あ、あれ?な、なんで?いつ帰ってきたん?

・・・はぁ?いまから肝試しいくんだろ??・・・

*いや、もう着いただろ??二件目か?

・・・こいつなにいってんだ?馬鹿じゃね?・・・

おかしい、たしかに着いたはずだ!運転していた感覚はある。

夢か?いや、今が夢か?

!!!ドン!!!!

うわっ!

な、なんだ。

僕は某病院の車の中で目が覚めた。

や、やっぱり夢か。

ん?今の音はなんだ?

車のエンジンも切れている。

????? 寝ぼけていたせいもあり頭の中が整理できない。

しかし、何かが違った。

後部座席に誰かがいる。。。

振り返りたいが振り返りたくない。ルームミラーも見る勇気がない。

そうこう葛藤している内に暗闇から友人が帰ってくるのが見える。

しかし様子がおかしい。

ある程度の距離で友人がこっちに何か叫んでいる。でも何も聞こえない。

なんなんだ!なにかあるのか!

後ろの気配も強くなる。何かものすごく怖い。でも振り返れない。

友人はまだなにか叫んでいる。

・・・・ろ・・・

・・・げ・・・

・・・にげろ!!!・・・

友人は勢いよく走ってきて運転席からぼくを引きずりだした!!!!

・・・早く走れ!!!もっと早く・・・

僕はとりあえず走った!!やっぱり何かいたのか!!友人は全員外にいる。

あの気配はなんだったんだ!!

僕は勇気を出し、離れていく車を振り返ってみた!!

な、なにもないじゃないか!!!

*おい!!!お前ら!!!とまれ!!

どういうことだ!説明しろ!!!

一瞬の隙だった。後ろを振り返りまた前を向いたとき友人たちは誰一人消えていた!!

なんなんだ!どこいった?おい!!おーい!!

車からの距離は50mほど。

暗闇の中車のテールランプが見える。

どうなっている・・・エンジンはかかってなかっただろ!

・・・おーい!どこいった?おーい!・・・・

友人の声だ!あいつらなぜ車の傍にいる。

*!!俺はここだ。!なぜそこにいる!!

すぐさまかけより友人の馬鹿みたいな笑顔を拝むことができた。

・・・なにしてたんだよ。一人でであるくなんてお前意外だな!!(笑)・・・

*ちがうんだよ。。。

僕は説明した。

・・・寝ぼけてただけだろ(笑)・・・

一言で終わった。

とりあえず、帰宅することになった。

何か不に落ちない。なんだったんだろ!これも夢なのか?

本当の僕は何をしてたんだろ?

どこまでが夢なのか?

しかしあれも今も現実だ。

そうこうしている内にコンビにに着いた。

友人らは俺が夢遊病だのなんだのと馬鹿騒ぎしていた。

キャア!!

車を出たとき叫んでいる友人の姿があった。

どうした??

友人は後ずさりしながら、車を指差した。

そこには

車全体にびっしりついた小さな手形がびっしりあった。

それから肝試しはいくことはなくなった。

いまだに原因はわからない。と聞いたとき

一人で車に乗るのが怖かった・・・



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