戦争の爪痕

本当にあった怖い話 File.160



投稿者 きりん  様





私が小学6年生の時に体験した話です。

私の学校は6年生になると学校の体育館で1日だけ寝泊りする行事があるのです。

そして夜。みんな女子も男子も一緒で楽しいのか遅くまで起きていました。

でも私は疲れていたのかすぐに寝てしまいました。

私の学校は夏でも風が入ってきて寝てても暑苦しくありませんでした。

でも私は寝ているとき頭の上がじりじりと熱いのが分かりました。

汗をかいてるだけだろうとも思ったけど、異常な暑さなのでちょっとおかしいと思いました。

私は怖がりです。

よくテレビの怖い番組では、

異変を感じるとみてしまうけど私は目を開けてみる勇気なんてありませんでした。

でも私の心の気持ちは見たらみんなに自慢できるんじゃないかなどそんなことを思っていました。

そして勇気を振り絞りおそるおそる布団をめくってみました。

「あれっ?」

何にもありません。私は1人で勘違いしていて恥ずかしく思いました。

なんだなんだと思いながらも寝ました。

でもなかなか眠りにつけません。

そうしたらまた頭の上が熱くなるのです。

汗もかいてませんでした。

どうなってるんだと思いながらも思いましたが、一応布団をめくってみました。

さっきもいなかったし、今もいないだろうとそんな余裕もありました。

そして自分のピンク色の布団をめくりました。

そのものが見えた瞬間あまりに怖くて気持ち悪くて声も出ませんでした。

そこには誰だか分からないほどの全身やけどをおった人が立っていました。

目玉も一つしかなく服も着ていなく、

血がダラダラ出ていてとてもこの世のものだとは思えませんでした。

私は怖くなりその場を立ち上がって先生のところに行って今あったことを説明しました。

あの時はわんわん泣いていて先生も驚いていたようです。

あとから先生から聞いたのですが私の学校の泊まる行事は戦争の時からあったようです。

そして運悪くみんなで寝ていた時に爆弾が落とされてみんなが亡くなったようです。

聞いたときは怖かったけど、今思うと何か伝えたいことがあったのかなと思います。

これで私の怖い話を終わります。

皆さんも学校の行事の時、頭が急激に厚くなったら気をつけてください。

たぶん何かがいると私は予想もします。




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