二階にいるアンタに |
本当にあった怖い話 File.141 |
投稿者 まりる 様 |
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一昨年の冬、福井にある祖母の家でうたた寝をしていた。 トン…トン…トン…トン…! 音で目が覚める。どうやら外からみたいだ。私は窓を見た。 そこには女の子がいて、ぴょんぴょんと一定のリズムで窓の外から顔を覗かせていた。 近所の子供だと思った。 その姿がほほえましく感じ、私は思わず笑いかける。 同時に女の子も微笑んだ。そして一言、「お水をつるつるいっぱいちょうだい!」と頼んできた。 はいはい、と台所に行き、コップに水を並々と入れる。 その時、祖母に呼び止められた。 「コップ持って何しに行くん?」 「いや、女の子が窓から水ちょうだいってさ」 「こんじょし!!」 祖母に怒られた。 「二階にいるアンタに水頼むなんてそんなのできるわけないやろ!!」 あっ、そっか。 二階で寝てたんだ、私。 じゃあ、あの子は…どうやって二階の窓を覗き込めたんだ………? 今でも謎な体験です。 ★→この怖い話を評価する |
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