実家の部屋

本当にあった怖い話 File.11



投稿者 あまくん 様





私達の3兄弟の体験談を話します。

私の家は3階建てです。

私がまだ小さい頃、姉と兄と祖父母、ひいばぁちゃんが3階

母、私は2階で父が1階で寝ていました。

〜姉の話〜

確か18歳の頃、寝ようとしたんだけど、中々寝れず、煙草を吸っていたそうです。

すると母が部屋に入って来て、『明日学校なんだから、煙草吸ってないで早く寝なさい』

と言われ、深夜1時頃やっと眠りについたそうです。

目が覚める……

目覚ましで時間を確認しようとするが体が動かない。

壁掛けの時計に目をやる

…まだ2時かぁぁ……

!!?

姉が天井になにかの気配を感じ目をやる…

え!?

叫びたいが声が出ない。

金縛りに拘束される中、真上には長い髪を垂らしながらこっちを見ている人影…

叫びたい…

逃げたい…

目を閉じれた。

よし、とりあえずこのまま……フッッ……!

驚きで目をあけるとそこには自分の上に馬乗りになっている女の姿が!!

目を閉じる。

体の力が抜けていく。

ハッ!!!

朝だ。

なんだ、夢……

え?

布団の上には長い髪が無数に落ちて居たと言う。

〜兄の話〜

↑の話の3年後、姉が結婚することになり、あの部屋が空き部屋となり兄がその部屋で寝ることに。

何事も無く1年が過ぎたのだが…

ある日の夜、姉から話を聞いて居た兄は何かの気配を感じた。

まさか??

んなわけねぇよな…

寝るか。

兄もまた姉と同じ様に目が覚める。

ただ金縛りにはあわなかったという。

あ〜なんだまだ2……時…?

あきらかに感じる気配…

後ろを振り替えるとそこには小さいおかっぱの女の子と軍人の様な格好の人が立って居たと言う。

怖くなり寝た兄はそれ以降何も起きてないと言う。

それから5年ほどの月日が経ち、とうとうひいばあちゃんにも、お迎えが来た。

あの部屋は今は私の部屋になっていた。

ひいばあちゃんの四十九日

2階の仏間では姉の子供が一人でおままごとをして遊んで居た。

めいっ子が走って来た。

お兄ちゃんも一緒に遊ぼう!!!

いいよ〜

何気無く誘われるがままについて行くが、めいが誰かとおままごとをしている様なそぶりを見せる。

まぁそんなこともあるんだな。

めいが発した言葉に私は言葉を失った。

立ち上がり、仏間の方を見て

お姉ちゃんどこいくの?

と発したとき、落ちそうもない灰皿が落ちた。

私は

うわ〜こえ〜なぁ〜と思うくらいで何も考えてなかった。

あの部屋に住みはじめて3年が経った。

その夜、私は目覚めてしまった。

そう、2時…

姉兄の話を知らなかった私はなんの不安もなかった。

コンコンコン

母か。

な〜に〜??

…ん??

誰だ?

ドアを開ける…

が誰も居なくて、寝惚けていたのでまた寝た。

その朝

なんだ夢か…

と思いそのまま朝飯を食べに行った。

すると母に

あんた昨日の夜のあの大声何よ??

ん??

大声??

あ、夢じゃなかったのか…

誰にドアをノックされたんだろう…

その話を兄に話したところ

兄と姉の話も知り、気付いてしまいました。

あの部屋の真下が仏間だったこと

ベッドの真下はおままごとしていた場所だったこと

仏壇の真上にはノックされたドアがあること

全てが繋がっているとしたら、と考えたら鳥肌が経ちました




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